舌診

by：越智洋介

せせらぎ鍼灸整骨院の越智です。

梅雨の季節は「湿」によって体内に「水」が溜まりやすくなり「だるさ」や「むくみ」・「頭痛」などの体の不調を発生させます。

東洋医学では体の状態を診る際に「舌診」を使います。

舌の形状や色、舌表面の苔（コケ）を観察することでその方の体の変調を判断します。

梅雨時期によく見られる舌の形状に「胖大舌」があります。

「胖大舌」は体に水が溜まっている方に見られ、舌がぼてっとした感じの下膨れの形をしています。また、舌が膨れているため周囲が歯にあたりギザギザが出来ている「歯根舌」になっていることもあります。

「湿」による症状にはお灸が効果的です。

使用するツボとしては、

「水分穴」・・・ 水を除く効果。おへそから指一本分上にあるツボ。

「失眠穴」・・・ むくみ対策。踵の中央にあるツボ。

「足三里」・・・湿により低下した胃腸機能の回復。膝の皿の下の窪みから指４本下がった所の少し外側にあるツボ

などがあります。

興味があれば一度ご自身の舌を確認してみて下さいね。

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